写真左から「PROTOSTAR」直江万里役・山口諒太郎、「LEGIT」東郷楓雅役・坂田隆一郎、「JAXX/JAXX」桂ほまれ役・下前祐貴
13人のキャラクターとキャストが2次元(アニメ)と3次元(ライブ)で活動する多次元アイドルプロジェクト「UniteUp!」。今年4月には2ndワンマン「sMiLea LIVE -Unite with You- ELEVEN」を敢行し、6月からは7曲連続でデジタルシングルをリリース。2025年1月にはアニメ2期の放送も控えるなど、勢いを増し続ける同プロジェクトから「PROTOSTAR」の直江万里役・山口諒太郎。「LEGIT」の東郷楓雅役・坂田隆一郎。「JAXX/JAXX」の桂ほまれ役・下前祐貴のてい談を3部に分けてお届け。第一弾となる今回は4月の「sMiLea LIVE」を振り返りつつ、6/19(水)に配信される「LEGIT」の「Summer Vacation」の聴きどころについてもお届け!
『LEGITの新曲「Summer Vacation」は僕の“セリフ”が聴きどころ(坂田)』
――まずは「sMiLea LIVE -Unite with You- ELEVEN」を振り返って、ライブを終えての心境というか感想をお聞かせください。
前回はメンバーの清瀬明良役・戸谷菊之介が不在で、今回PROTOSTAR3人が全員揃ってお客様の前でパフォーマンスをするのが初めてだったので、3人の安心感とやり遂げた感慨深さ、嬉しさみたいなのが今回のライブを終えた最初の感想でした。
――となるとファンの方も嬉しかったでしょうね。
(3人で)出た時の歓声がすごくて、イヤモニしててもそれを超えて聞こえてくる大きさでした。前回はまだ披露してない「シュガーHi Hi!」という曲を披露した時の、お客さんの歓声、沸き方がすごくて、待っててくれたのが伝わってきて嬉しかったし、改めてきちんと3人の形をお披露目できてよかったです。
各グループ1曲ずつ新曲があって、それも楽しんでもらえたんじゃないかと思います。
――グループ本来の姿をファンの皆さんにお見せできたのは嬉しいですよね
パズルで一個だけピースが足りないみたいな…そんな想いで前回のライブを終えたので。もちろん達成感はあったんですが、物足りない気持ちも抱いていたので、そこを埋められたというか、PROTOSTARの完成系をお見せできたことで、これからさらにもっとすごいものを見せていきたいなとも思えました。
JAXX/JAXXはバンドアイドルということで、アンコールでライブのタイトルにも入っている「ELEVEN」を、スペシャルバージョンとしてサプライズで演奏したんです。僕もすごく練習して、それが上手く伝わったかなと思っていて嬉しかったのと、今回JAXX/JAXXの“色”がすごく出てた気がするんですよね。わちゃわちゃしてた感じが。
してたね。
僕らのMCは半分新喜劇みたいな感じで(笑)。
笑かしにいってたよね(笑)。
――1回目より各グループの“色”が強く出た感じで
MCだけでなくダンスもなんですが、PROTOSTARとLEGITはリハの段階から明らかに息の合い方が違ってて。ダンスのキレに歌のスキルも上がってて僕らビックリしてたもん。リズム感もすごく良くなってるし。
自信がついたねやっぱり。1回目の時は探り探りなところもあったけど、今回は「来ていただいたお客様に楽しんでもらう」っていう気持ちを前回以上に持ってできたので。声のアプローチもダンスも、今までより自信を持ってできたと思います。
前回以上のものをお届けしたいという気持ちがあったし。バンドで練習してる時いろんなドラマがあって、それはきっと各グループもあって…そのドラマがグループの色として現れたんじゃないかな。
1回目のライブでファンのみんなが楽しんでくれてるのが見えたおかげで、メンバーが自信を持てて、2回目のライブをもっと楽しみたいってより思えたから、メンバーみんなの気合いも違ったのかなって。
――1stライブが昨年7月で、そこからいくつかイベント出演を経たわけですが、そのなかで最も成長したと思う部分は?
メンタル面はやっぱり大きい。
大きな舞台を経験すれば経験するほど、自分の中に蓄えられるものがあって、それが自信につながりました。
僕はお客さんの目線に立つこと。自分が楽しいことより、どこでどんなことを言ったり行動したら、お客さんが楽しいかなって考えるようになりましたね。
一緒に楽しもうみたいな。
一緒に楽しくなれる空間を作るにはどうすればいいか考えながら、ライブをやるようになりました。
――そこはアーティストとしての成長でもありますよね
坂田:そうですね。自分自身、ステージに立つ者としての成長にもなった。それがUniteUp!全体の成長にもなったかなって。
僕、前回のライブの映像を見て自分の顔ですね…すごく丸みを帯びているなって気づいて。そこからもっと素敵な自分をファンの皆さんに見てもらいたいと思って、今回のライブに向けてすごく身体を絞ったんです。
――絞るにあたってどんなトレーニングを?
歌にもつながることですが、ランニングしながら大声で歌ってたんですよ。
えっ⁉︎
助川(真蔵)が「ダンスしながら歌う練習すると声が安定するよ」って教えてくれて。それから自分のグループの曲を大声で歌いながら夜な夜なランニングするっていう。一歩間違えば不審者(笑)。
しかも夜なんだ(笑)。
ダイエットにもパフォーマンスにもつながるし、全部のことにつながると思って。それが一番自分のためになったかなって気はします。僕、努力って得意じゃなくて、わりと飽き性なんですけど今回のこのライブに向けてはストイックにちゃんと努力し続けられたんです。
その成果が出てたと思うよ。かなり。
でも下さん(下前)もキーボードがあったでしょ。新曲もあったし大変だったんじゃない?
――バンドスタイルということで楽器の練習ありますからね
「UniteUp!」に参加するまで楽器を触ったことがなくて。うちのメンバーはギターの高本(学)以外は楽器未経験で、そこから頑張ってきたんで必死でした。
でもすごいよ!キーボードができるようになるなんて!
ダンスグループでもバンドでも(パフォーマンスを成立させるためには)お互いの存在が必要。だからこそ相手が何を思ってるか、口にしなくてもわかるぐらいの関係値を築きたくて、前回のライブよりもキーボードの練習と、メンバーのことを考えるそのための時間をより多く作りました。あとはイベント出演の時にいろいろやったよね。バラエティー的なこととか。だからお笑い面の精神に関してはすごく鍛えられたな(笑)。
笑いにストイックすぎるんだよ(笑)。
最近「かっこいいね」とか「かわいいね」より「面白いね」って言ってもらえるほうが嬉しくなってきちゃった。
めっちゃわかる!俺はもうそこに到達した(笑)。
え、そっち!?
そっちだよ!かっこいい、かわいいはもちろん嬉しいけど、面白いねって言われる方が人として認められた気がする。
面白さを求めて2回目のライブに挑んだの!?(笑)。
(笑)。
――そして「UniteUp!」は7曲連続デジタルシングルリリースを控えていますが、トップバッターとなるのはLEGIT。新曲の聴きどころを教えてください!
今回の曲は「Summer Vacation」というタイトルで、LEGITって普段はかっこいいオラオラした感じのダンスも激しい曲が多いんですが、前回の「MAGIC」はLEGITの素の部分だったりOFF感にフォーカスした曲で、今回はその第2弾といった趣になってます。「MAGIC」では助川が「おせえよ」ってセリフを言っててライブでも盛り上がるんですが、今回は僕が「おいで」というセリフを言います!
もうこれライブ会場で聞きたいね。
でも俺の性格的に違うこと言いたくなっちゃう…「ヤッホー」とか(笑)。
画像一覧
アーティスト情報
UniteUp!
「PROTOSTAR」(プロトスター)/ 直江万里役・山口諒太郎
体を動かしたり温泉に浸かりにいったりとアクティブな事からカードゲームや動画編集などインドアな事まで幅広い趣味を持ち、特技は小学校中学校と取り組んだバスケットボールで、NBAの大ファン。
「LEGIT」(レジット)/ 東郷楓雅役・坂田隆一郎
所属する男女混声ボーカルグループ「Love Harmony’s, Inc.(ラブ・ハーモニーズ・インク)」のリーダーを務める、高校時代は100人程いる軽音楽部の部長を務めるなど、リーダーや部長など任されることも多い。
「JAXX/JAXX」(ジャックジャック)/ 桂ほまれ役・下前祐貴
学生時代はサッカー、ハンドボールなどスポーツに取り組む。 何事にもハマりやすく、アニメの聖地巡礼に赴き『けいおん』『BECK』をきっかけにギターを始めるなど好奇心旺盛。 好きな音楽は60~80年代の洋楽。
オフィシャルアカウント
リリース情報
「Summer Vacation」
LEGIT Digital Single
2024/6/19 (Wed) on sale
前回の「sMiLea LIVE -Unite with You-」を経て、悔しさもありつつ、もっとこの先が見えるようなパフォーマンスをしないと、というプレッシャーもあるなかで臨みました。JAXX/JAXXはバンドでUniteUp!の曲を披露するとか、新しいものも見せられて。各々が前回の自分と戦いながら他のグループとも刺激しあって、全員がより成長できたのかなと思います。