ライブレポート

2024/06/14 13:00

【D.LEAGUE結果速報】KADOKAWA DREAMSが2連覇達成、完全優勝を狙うCyberAgent Legit敗れる

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【D.LEAGUE結果速報】KADOKAWA DREAMSが2連覇達成、完全優勝を狙うCyberAgent Legit敗れる

日本発世界初のプロダンスリーグ第一生命D.LEAGUE(だいいちせいめい ディーリーグ)の決勝大会であるチャンピオンシップが開催された。チャンピオンシップではD.LEAGUEに所属する全13チームの中から、14ラウンドからなるレギュラーシーズンを通過した上位6チームで年間チャンピオンを決める。

 対戦内容は以下の5マッチである。

1st TRIAL MATCH:FULLCAST RAISERZ 対 KOSÉ 8ROCKS
2nd TRIAL MATCH:DYM MESSENGERS 対 Valuence INFINITIES
1st SEMI FINAL MATCH:1st TRIAL MATCH勝利チーム 対 CyberAgent Legit
2nd SEMI FINAL MATCH:2nd TRIAL MATCH勝利チーム 対 KADOKAWA DREAMS
FINAL MATCH:1st SEMI FINAL MATCH勝利チーム 対 2nd SEMI FINAL MATCH勝利チーム

 両チームが互いにダンス作品を披露し、レギュラーシーズン全14ラウンドでの順位が高いチームに与えられるアドバンテージポイント1ポイント、オーディエンス投票1ポイント、ジャッジ10名による10ポイントからなる合計12ポイントの内、より多くのポイントを獲得したチームの勝利となる。

 FINAL MATCH直前には、EPEXとFANTASTICS from EXILE TRIBEによるパフォーマンスも行われ、D.LEAGUEの所属チームに負けないような歌とダンスを披露し、超満員の会場を大いに盛り上げた。

1st TRIAL MATCH
FULLCAST RAISERZ 1 - 11 KOSÉ 8ROCKS

FULLCAST RAISERZ 対 KOSÉ 8ROCKSは、11対1でKOSÉ 8ROCKSが勝利した。

 KRUMPダンスを軸とするFULLCAST RAISERZとBREAKダンスを軸とするKOSÉ 8ROCKSのそれぞれのダンススタイルの誇りをかけた1戦。両チームとも赤を基調とした衣装に身を包み、闘志が感じられた。

 先攻のRAIZERZは、”This is KRUMP”というテーマでチームの得意とするダンススタイルを全面に打ち出した作品であった。作品の前半ではマイケルジャクソンの振り付けを思い起こさせるような統率され息の揃った振り付けとRAISERZが得意とする大技を組み込みつつ、後半では溢れ出る闘志を存分に魅せる作品であった。

KOSÉ 8ROCKSは初代チームディレクターを務めたISSEIをSPダンサーとして迎え、”王道”というテーマで、和テイストの音楽に合わせ、メンバーそれぞれの得意技も惜しみなく披露した。メンバーの多数が所属している九州男児 新鮮組のショーを彷彿とさせるようなインパクトのある演出、構成で会場を盛り上げた。

 対戦後のコメントでは、ISSEIの実の弟でありチームのエース的存在であるTaichiが、作品の振り付けをおこなったクリエイティブディレクターのSHUVANに感謝の意を示した。

2nd TRIAL MATCH
DYM MESSENGERS 9 - 3 Valuence INFINITIES

今シーズンからD.LEAGUEに参戦したDYM MESSENGERSと、2年目を迎えたValuence INFINITIES、両チームともチャンピオンシップには初出場でストリートダンスを軸としているチームであり、白熱した1戦となった。

 先攻のDYM MESSENGERSは、”DON’T WANNA STOP”というテーマで、それぞれ色違いのスーツを身にに纏い登場した。ピアノの旋律が特徴的な音楽と、ビバップ調の高速ステップを軸とした作品を披露した。ステッキや椅子などの小道具も作品の中に盛り込み、ジャズ/ビバップの雰囲気を存分に感じさせる作品であった。

 後攻のValuence INFINITIESは、ネイビーのシンプルなベースボールシャツという、ストリートダンサー王道のファッションスタイルで登場した。”FLOOR PARTY”というテーマで、ボンゴなどの打楽器の早い音に合わせて、Valuence INFINITIESならではのBREAKダンスを軸にしつつもHipHopダンス、Houseダンスが融合した、攻めの作品を披露した。

1st SEMI FINAL MATCH
KOSÉ 8ROCKS 5 - 7 CyberAgent Legit

KOSÉ 8ROCKS 対 CyberAgent Legitは、7対5でCyberAgent Legitが勝利した。

 1st TRIAL MATCHで勝ち上がったKOSÉ 8ROCKSと、レギュラーシーズンを1位で終えたCyberAgent Legitの1戦。

 先攻のKOSÉ 8ROCKSは、”踊心(ダンスゴコロ)’”というテーマで、それぞれのBREAKダンスのスタイルや感性に重きを置いた作品であった。青を基調とするフォーマルな衣装に身を包み、サックスやピアノの音色が特徴的なジャジーな音楽に合わせて、洒落た雰囲気であった。ラインが綺麗なパワームーブと、軽快なトップロックなどを織り交ぜた、繊細かつ大胆な作品であった。

 後攻のCyberAgent Legitは、”THE TRUTH”という、王者になるという目標を現実にするというコンセプトを掲げた作品で戦った。銀と赤を基調とする衣装で、デジタルサウンドに合わせたPoppingダンス中心のダンススタイルで挑み、機械を思い起こさせるようなレベルの高いシンクロした振り付けと、人間離れした技術で会場を魅了した。

 CyberAgent Legitのリーダーであり、THE JET BOY BANGERZのメンバーでもあるTAKUMIのコメントでは、昨年もレギュラーシーズンをトップで通過し、チャンピオンシップを迎えたものの優勝できなかったことに言及し、今年は決勝まで勝ち切るとコメントした。

2nd SEMI FINAL MATCH
DYM MESSENGERS 3 - 9 KADOKAWA DREAMS

DYM MESSENGERS 対 KADOKAWA DREAMSは、9対3でKADOKAWA DREAMSが勝利した。

 2nd TRIAL MATCHは、SEMI FINAL MATCHの切符を勝ち取ったDYM MESSENGERSと、昨シーズン王者のKADOKAWA DREAMSの対戦となった。

 先攻のDYM MESSENGERSは、”What is DANCE?’”というテーマ、ダンスの本質で戦うというコンセプトを掲げ、メンバーがこれまで経験してきたストリートダンスシーンを想像させるようなアンダーグラウンド感溢れる衣装に、レゲエ調の異国情緒溢れる音楽に揺れるような表現を魅せた。作品中には乾杯をしながら踊っているような演出もあり、彼らのダンスを育んできた環境を垣間見ることができた作品であった。

 後攻のKADOKAWA DREAMSは、“等身大の自分達”というテーマで、メンバーのそれぞれの特徴的な大技と、チームの得意とするシンクロする振り付けで魅せた。日本語の繊細なメロディーとデジタルサウンドが相まった音楽に合わせ、女性メンバーのしなやかなアクロバットや、颯希(SATSUKI)のソロ、独特のシルエットが特徴的な作品であった。

FINAL MATCH
KADOKAWA DREAMS 6 - 5 CyberAgent Legit

KADOKAWA DREAMS 対 CyberAgent Legitは、6対5でKADOKAWA DREAMSが勝利した。

 先攻のKADOKAWA DREAMSのテーマは”ONE”、段違いの団結力で勝つというコンセプトの作品であった。黒のレザーをベースとした衣装で、日本語の歌詞とデジタルサウンドが合わさった、KADOKAWA DREAMS独自のHipHopスタイルで魅せた。激しく大きめだがシンクロ率の高い振り付けの中に目を引くような大技を織り交ぜ、昨年王者の貫禄を見せつけた。

 対する後攻CyberAgent Legitは”ALL FOR GOLD”というテーマを掲げFINAL MATCHに挑んだ。テーマの文字通り全身金色の衣装で登場し、Skrillexの曲のようなEDM調の音楽に合わせ、Poppingダンスを中心としたシンクロした作品を披露した。

結果はKADOKAWA DREAMSの勝利となったが、最後の1票の発表までどちらが優勝したのか分からない僅差での戦いであった。KADOKAWA DREAMSは、D.LEAGUE史上初の2連覇を達成した。優勝発表後には、メンバーがステージ上に駆け上がり、お互いを讃え喜ぶ姿を見ることができた。優勝したKADOKAWA DREAMSには、チャンピオンフラッグやトロフィー、賞金3,000万円などが贈られた。また同チームの颯希(SATSUKI)がチャンピオンシップにおけるMVDに選ばれ、今シーズンも深く名と印象を残した。

 ディレクターのKEITAはジャッジやD.LEAGUE関係者、D.LEAGUEの全チームを讃えつつ、これからもKADOKAWA DREAMSは勝つためにではなく、世界をひっくり返すために戦っていくとコメントした。

来シーズンにて、5年目を迎える第一生命D.LEAGUE。
これからも観るものの心を踊らせ、感動を与えてくれることだろう。
来シーズンもD.LEAGUEから目が離せない。

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