左から夢実あすか、水城梓、咲真ゆか、東條ゆりあ、葉山かえで、是枝優美
「令和新時代の王道アイドル」を旗印に2020年に結成されたMyDearDarlin’。約4年に渡り精力的なリリースとライブ活動を続け、ファンを急速に増やしてきた。1月21日には6thワンマンをLINE CUBE SHIBUYAで開催。勝負のステージを前に6人の足跡と胸の内を聞くと、面白話が満載の中に躍進の背景もうかがえた。
『ファン時代に推し変はすごくしました』
――マイディアは「令和新時代の王道アイドル」を謳っていますが、それぞれがアイドルを目指したルーツはどの辺だったですか?
私はAKB48さんをテレビで観ていて、そこから渡り廊下走り隊とか5~6人のユニットを好きになりました。自分がやるならそれくらいの人数がいいなと思って、今に至っています。推し変はめっちゃしました(笑)。渡辺麻友さんから渡り廊下で多田愛佳さん推しになって、多田さんがHKT48に移籍したら、今度はめるみお(田島芽瑠&朝長美桜)さんを好きになって。そのあと、お2人が参加したてんとうむChu!にハマって、西野未姫さんが一番好きです。いつも笑顔で元気をもらえます。
あすかは推し変しすぎ! 自分が推し変されたら怒るのに(笑)。
でも、私は認知はゼロだったので、アイドルさんを傷つけてはいないです。
『勝手に火星を目指すグループにされて(笑)』
――夢実さんが「火星でライブをしたい」と言っているのは、キャラですか?
いえ、キャラとかではないです! 火星くらい広くて、しかも建物がなくて人が入り放題なところを満員にできる人気アイドルになりたいんです。
――という話を、普段もしているんですか?
日常です。
最初は「キャラ作りを頑張っているな」と思ってました(笑)。
もう慣れました。
みんなに認められて嬉しいです。
認めてはいません。勝手にMyDearDarlin’は火星を目指すグループみたいなことになって、ちょっと心外です(笑)。
「レぺゼンアース」=地球代表という曲ができたり。
火星へGOGO!
これが「おはよう」みたいな感じになりました(笑)。
『ハーフ感がなさすぎて辛いものも食べられません』
――ルーツの話に戻ると、リーダーの咲真さんは?
私はもともとK-POPアイドルが好きで、日本のアイドルはAKB48さんくらいしか知らなかったんです。大学4年になって就活中に、アイドルに少し関係するアルバイトをしていて、FES☆TIVEさんの青葉ひなりちゃんに激ハマりしたんです。動画を観ていて涙が出るほど好きになって。それで就活をやめて、ひなりちゃんを追い掛けるように、同じ事務所のオーディションを受けました。
――K-POPアイドルには、どの辺から入ったんですか?
EXIDというグループです。メンバーの1人が韓国で橋本環奈さんのような感じで、お顔がかわいすぎるとバズって、私もそれをきっかけに知りました。有名どころだと、TWICEさんはデビューしたときに好きになりました。
――咲真さん自身が日韓のハーフなんですよね?
母が韓国人です。
――家でもサムギョプサルが出たり?
いえ、全然。普通にオムライスとかです。私、辛いものが食べられないんですよ。赤からだとベースが3番と言われてますけど、私は1か0。ハーフ感がなさすぎて。顔もめちゃ日本人やし。
今、ハーフだったと思い出しました。
でも、スタイルは良いよね。
体型は母にそっくりです。
『かわいいよりパワフルなほうが好きです』
私もアイドルがすごく流行っていた頃は興味なくて、ずっとゲームをしていました。たかみな(高橋みなみ)さんがAKB48さんを卒業する頃、『Mステ』でSKE48さんを観て、めちゃ良いなと急にハマったんです。地元の福岡でアイドルを始めて、いったんやめたんですけど、やっぱりアイドルをしているときの自分が好きで、素敵なお仕事だと改めて感じることが多くて。それでマイディアのオーディションを受けました。
――SKE48からハマったというと、エネルギッシュなパフォーマンスに惹かれて?
そうですね。顔がかわいいより、パフォーマンスで気持ちが伝わってくるパワフルなアイドルが、前から好きでした。
私も前田敦子さんがセンターの時代のAKB48さんしか知らなかったんですけど、雑誌の『ちゃお』のシークレットガールズにハマりました。
――当時アイドリング!!!の朝日奈央さんたちが参加していましたね。ちなみに、水城さんは幼稚園の先生の免許を持っているそうですが、子どもの扱いはうまいんですか?
メンバーの扱いもうまいです(笑)。「はい、行くよ! 時間になったよ!」みたいな。
指を立てて「1番の人から、ここ止まって」とやると、「待ってー、私が1番!」「2番!」みたいなことを、この人たちはするので。扱いは子どものように楽です(笑)。
4社の内定を蹴ってきました
私は小学生のころにミニモニ。さんから入って、映画を観に行ったりしてました。AKB48さんの『神曲たち』辺りのアルバムも買っていて。中学、高校ではアイドルから離れていたんですけど、大学を選ぶときにユニドル(女子大生のアイドルコピーサークル)を知りました。動画を観て、Cheeky ParadeさんとかGEMさんとか、こういうアイドルもいるんだなと。就職するタイミングで、やっぱり自分がなりたいのはアイドルだと、内定を蹴りました。
――どんな業種の会社に内定が出ていたんですか?
いろいろです。教育系、コスメ系。3・4年生で長期インターンに行っていたので、そのままプログラミング系とか。4社くらい内定をもらっていて、ギリギリまで懇親会に参加もしていながら、「ごめんなさい」ってバイバイしました(笑)。
――できる女子大生だったんですね。
たぶん、ずる賢いだけです(笑)。会社の方と仲良くなって「エントリーシートは書かなくていいよ」みたいな。
――それだけのルックスだと、会社のおじさんたちはイチコロでしょうね。
いやいや。頭が良いとかでも全然なかったです。
『アイドルの自分と普段の自分は考え方が違います』
――「MDDシンドローム」には<アイドルじゃない私までみな愛すと誓え>というフレーズがあります。アイドルじゃないときとギャップが大きいメンバーはいますか?
葉山かえでかな。
私が追い掛ける理想がアイドルの葉山かえでで、普段の私とは全然違います。考え方が違っていたり。
アイドルのときはキッパリしてるよね。あすかが悩んでいたとき、「どうしたらいい?」と相談したら、「アイドルの葉山かえでと普段で答えは違う」という。
この前ラジオでお話しさせていただいたのは、悩みがあるとき、アイドル・葉山かえでは解決策を見出そうとする。普段の葉山かえでは自分を癒す。問題を考えたくもなくて、犬カフェや岩盤浴に行ったり。そういう違いがあります。
――東條さんの部屋はアイドルらしからぬ汚さだとか(笑)。
行ったことがありますけど、ちょっと汚いね(笑)。
何かがイヤになると、「うわーっ!」と部屋中が服まみれ、ものまみれ。歩けなくなるんです(笑)。でも、お弁当や生ごみはちゃんと片付けます。ゴキブリが怖いので。
『気づくと1人でおかしいことをしていて(笑)』
――普段の言動が面白いメンバーもいますか?
みんちゃん(是枝)じゃない?
エレベーターの話は好きだな。
エレベーターとエスカレーターって「どっちがどっちだっけ」となりません? そういうときに使える覚え方があって。密室に人がいっぱいでベタベタになるのがエレベーター。開放されていてスカスカなのがエスカレーター(笑)。
――なるほど(笑)。咲真さんが「みんちゃんドアに挟まってた。自分で閉めてたのに」とポストしていたこともありました。
楽屋で、本人はたぶん外から見えないように気をつかって、ギリギリ通れるくらいにドアを開けたんです。パッと見たら「挟まっちゃった」って1人で笑っているという、異様な光景でした(笑)。
みんちゃんはそういうこと、よくあるよね。気づいたら1人で何かやってる(笑)。
究極にお腹が空くと、丸まって小さくなってます(笑)。福岡で壁際にしゃがみ込んで小さくなりながら、めんべいを食べていたり。
自分が小さくなれば、お腹も小さくなって食べなくて済むかなと。
よくわからない(笑)。
あと、是枝優美ちゃんは猫好きですけど、福岡からの帰りに、駅に大きな猫の絵があったんですね。その足のところをヨシヨシして、通り過ぎてました(笑)。「見て見て、猫の絵だよ」みたいなリアクションをするのでなく、地味にやっているんです。
そういう面白さをファンの人たちにも見てほしくて、動画を撮りたいんですけど、知らぬ間にやって、終わってることが多すぎるんです。
自分では、特に何かしているつもりはないので(笑)。
是枝優美(これえだ・ゆうみ)
1995年12月26日生まれ、神奈川県出身、O型
『感謝の言葉を掛けることを教わりました』
――他のメンバーから学んだとか感動したとか、イイ話はないですか?
さっき、あぁちゃん(水城)がメンバーの先生みたいという話がありましたけど、教わることが多いです。
何を教えたっけ?
またエレベーターの話で(笑)、みんなが降りるまでボタンを押してくれる人がいますよね。その人に、お恥ずかしい話ですけど、メンバーが感謝の言葉を掛けなかったんです。降りたあと、あぁちゃんに「ああいうときは『ありがとう』と言うんだよ」と言われました。
「ドアは勝手に開いているわけではないんだから」と。
ライブでファンの人とエレベーターで一緒になると、私たちを先に通すために開けてくれるんです。そういうときに6人全員で「ありがとう」と言ったら、好感度が上がるじゃないですか。
好感度のために言っていたの(笑)?
そういうわけではないけど、関係者の方たちにも好かれないと、お仕事がなくなってしまうので。そういうところはちゃんとしようねと。
水城梓(みずしろ・あずさ)
2000年4月4日生まれ、神奈川県出身、A型
『ライブの30分前から急に真剣な話を』
――パフォーマンスへの取り組み方を見習ったとかは?
それは全員ストイックに向き合っています。
ライブ前の楽屋で、「今日はどういうふうにしようか」みたいな話し合いをめっちゃしていて。同じ楽屋で聞いていたアイドルさんが、ファンの人に「マイディアさんはすごく真剣な話をしていた」と言って、そのファンの人から回って自分たちの耳に入ります。
――ライブ前にどんな話し合いをするんですか?
MCの内容だったり、曲の繋がりだったり。歌い方とか踊り方とか、表現のニュアンスがちょっと違うだけで、ライブのまとまりがなくなってしまうんです。だから、「この曲はこういうイメージ」と事前に確認していて。同じ曲でもライブによってニュアンスを変えるので、「今日はこういう表現で」と話したりもします。
そういうことをああでもない、こうでもないと言い合っているのを、他のアイドルさんが見ていて。マイディアは普段ワチャワチャしていると思われているのか、「そんな真面目な感じでやっているんだ」とビックリされます。
対バンだと1時間前に入って、30分で支度して、30分で話し合うと決めています。30分になる前から「あと3分、あと2分」とカウントして、話し合いの時間になったら、全員が手を止めて円になって「今日のMCは」とか始まるんです。ちょっと前まで「そのコスメかわいい、キャーッ!」とか騒いでいたのが、一切なくなって。
急に真顔で仕事モードになります。
それがたぶん、周りからは変に見られてそう。
――でも、そういう時間を持つからこそ、ライブの高い評価に繋がっているんでしょうね。
それは間違いないです。
咲真ゆか(さくま・ゆか)
1998年4月1日生まれ、大阪府出身、B型
『背骨を鳴らすのがルーティンです』
――ライブ前のルーティンですることはありますか?
背骨を鳴らします(笑)。こうやって(体を捻る)、左肩を入れると鳴るんです。それをやらないと気持ちが入りません。パキッといくとウェーイとなって、鳴らないとショボーンとしています(笑)。
私はとりあえず大きな声を出します。普段の声がすごく小さいので、そのままだとライブで聞こえなくて。まず「アーーーッ!」と叫んでから、歌に入ります。
――是枝さんはステージで豹変するそうですね。
ステージで見るとカッコいいけど、降りたら違うと言われます(笑)。
私は普通に、小学生の頃からやっているように首や肩を回して、筋肉を手でほぐしていて。この時期は寒いので、直前に全身をリラックスさせます。
みんなでやるのは、(両肩と両膝を順番に叩きながら)イチ・ニ・サン・シー・ゴ、イチ・ニー・サン・シー・ゴ、イチ・ニー・サン・シー、イチ・サン、イチ・ニー、イチ、イチ、イチ、イチ、ワーッ!! という。これ、名前がわからないんですけど。
――どこから始まったんですか?
夢実と葉山と是枝が舞台に出させてもらったとき、役者さんに教えてもらったテンションを上げる方法です。でも、元からテンションは高いので、最近はやると疲れてしまって。
意味がない(笑)。
だけど、みんなの気持ちをひとつにすることは大切。ステージに出たときの一体感に繋がります。
円陣も組みます。私たちは親指と人差し指と小指を立てて、指を繋いで、「エイ、エイ、オー!」と、ちょっとダサいのがポイントです(笑)。
夢実あすか(ゆめみ・あすか)
2002年2月13日生まれ、神奈川県出身、O型
『胸の中のもう1人の自分が「大丈夫」と』
私は家でドライヤーを掛けているときに、好きなアイドルの精神を下ろします。クリスマスイベントでかわいい表現をしたいときは、鈴木愛理さんを思い浮かべたり。あと、私は柔軟やストレッチをしすぎると、曲がりすぎてケガをするんです。
――そんなこと、あるんですか?
あるんです! 膝が動きすぎて痛めた時期もありました。だから、直前の運動をしないのと、声がもともとカスカスで。
ハスキーボイスね。
発声練習もやりすぎないように。ちょっと自信がない高音があれば、練習する程度にしています。
声を出すという意味では、最近ファンの人にもらった最強のうがい薬があって。今までノドの調子が悪かったとき、どのうがい薬でもダメだったのが、「騙されたと思って使ってみて」と言われた緑色のが、マジで効きました。それと、ライブ前に胸の中にいるもう1人の自分がしゃべり掛けてくれます。うまくできない気がする日に「大丈夫。できるから!」って。それを頼りに頑張っています。
――その人は姿も浮かぶんですか?
アニメのキャラクターみたいな感じです。私は『僕のヒーローアカデミア』が大好きで、テレビシリーズ6期まで3周くらい観て、映画も全部観て泣きました。推しとは違うんですけど、主人公のデクが一番限界を越えていくキャラクターなので、彼みたいなヤツが自分の中にいます(笑)。
東條ゆりあ(とうじょう・ゆりあ)
2002年1月24日生まれ、福岡県出身、O型
『ステージへ出た瞬間がスローモーションに』
――21日に6thワンマンがLINE CUBE SHIBUYAでありますが、今までで特に思い出深いライブはありますか?
忘れられない光景で言うと、O-EASTでの1stワンマンですね。当時は「うわっ、大きい!」と感じました。そこにたくさんのサイリウムがキラキラしているのは、まだ見慣れてなくて。SEからステージに飛び出した瞬間、スローモーションみたいになったのを覚えています。
あれはすごかったね。
夢かと思った。自分たちを好きでいてくれる人が、あんなに集まってくれた光景は初めてで。
体制も変わってバタバタで必死だったから、余計に感動が大きかったです。
――ライブでハプニングが起きたことはないですか?
ワンマンは演出が増えるから、たまに迷子になって、辺りを見回しているメンバーはいます(笑)。
2ndワンマンのZepp Hanedaでは、初めてステージに2階と階段があって。SEから振りを付けて、2階に出てきて踊って、1曲目の「ナノLOVE」に良い感じで入る流れでしたけど、まず広くて! バミリがいつもは3か4までしかないのに、7まであって覚えるのが大変だし、当日まで会場の状況がわからない。大きいリハーサル室でも、テープが貼ってあって「ここから2階」となっているだけだったので(笑)。
実際に階段を上るわけではないからね。
会場で2階に行ったら「こんなに上から見えるんだ」と思ったし、後ろは動きすぎると落ちてしまう。お客さんにはたぶんわからなかったけど、「どっちに行くんだっけ⁉」とパニクっていました。
葉山かえで(はやま・かえで)
1997年10月19日生まれ、埼玉県出身、O型
『いろいろなジャンルを歌っていくと思います』
――ライブでは、メンバーから演出などで要望を出すこともあるんですか?
前回のバンドライブでは、尺が伸びたところの振りを自分たちで考えたり、「ここは暗くしてほしい」とか照明に要望を出したりしました。「こうしたら良くなると思うんですけど」みたいな提案は、どのライブでもしていますね。
――LINE CUBE SHIBUYAではどんなライブが見られそうですか?
タイトルが「Music Fighter!!」で、音楽で闘うという意味合いなので、いろいろなジャンルの曲を歌っていく感じになるかなと思います。
5ヵ月連続で新曲リリースもしているので。
毎回初めて挑戦するような曲です。ジャンルが全然被らない。
――その第1弾だった「Music Fighter」はディスコサウンドだったり。
ファンの人に言われて、これをディスコサウンドと言うんだと知りました(笑)。
リズムが難しかったです。
疾走感というわけでもないから。歌い方も今までの曲と変えました。マイディアの曲はメッセージ性が強いけど、「Music Fighter」はファンの人に伝えるというより、音楽に向き合って闘う感じ。それをどう声に込めれば届けられるのか。自分の中で迷いがありました。
――どう消化したんですか?
とりあえず昔のディスコサウンドを、YouTubeでいろいろ調べました。どの曲ということでなく、雰囲気を感じてみたくて。何となくイメージができて、デモを膨らませました。
『あまりに噛むから歌詞を変えられました』
――続く「レぺゼンアース」はすごいハイテンポな曲で。
とにかく速い!
私は普段の話し方がゆっくりめで、ゆりあちゃんやかえち(葉山)の3倍くらい掛かるんです(笑)。特典会でファンの方にも言われるし、ゆかちゃんに私のマネをされると「私、そんなにゆっくり?」と思うんですけど……。
誇張はしてないから(笑)。
今もみんちゃんの話を聞いていて、寝そうになった(笑)。
「そ、ん、な、に、ゆっ、く、り?」って(笑)。
――では、是枝さんはレコーディングで苦戦したんですか?
頑張ったんですけど、あまりに噛むから、歌詞を変えられたところがあります(笑)。
是枝、咲真、水城のユニゾンで<すたこらさっさと進めば>と早口で歌うのが、誰1人できず(笑)。<トントコトンと進めば>になりました。
――<しっちゃかめっちゃかでっかすぎ>も高速で。
是枝たちはゆっくりで苦戦してましたけど、私は逆に速く歌いすぎてしまいます。
私も! 何回も「速すぎる」と怒られました。「もっと落ち着いていいから。意外とゆっくりだから」と。自分では「ゆっくりすぎ?」と思うくらいで歌ったら「ちょうどいい」と言われました(笑)。
私も同じ。みんなに「速かった」と聞いていたから「速く歌わなきゃ」という気持ちで始めて、どんどん速くなってしまって。
普段も早口なので。
『「にゃー」と何十回も言いっぱなしでした』
――歌割りは最初から決まっているんですか?
そうですね。でも、この曲の台詞系は「自由に入れてみて」と言われて、私は7ヵ所使われました。あぁちゃんは最後の「にゃ~」を担当していて。
私はノドを壊していて、ちょっと遅れてレコーディングしたんです。咲真の「じゃんけんポン」とか、もうみんなの台詞が入っている状態で、「ハイ、どうぞ」と言われても、そこに何を入れたらいいのか(笑)。それで「にゃ」と言って逃げていたんです。
逃げだったのか(笑)。
「最後に長めで言ってみて」と指示を受けて、「にゃ~」が入りました。
――その「にゃ~」に試行錯誤はあったんですか?
大変でした。いつもは1回録ったら止めて、もう1回。テイク1、2、3……となるんですけど、今回はずっと回しっぱなしで「にゃ~」と(笑)。ところどころ、「もうちょっと長めに」とか「上に行かないで下に」とかディレクションが入りながら、「にゃ~」「にゃ~」と何十回も言ってました(笑)。
――猫を飼っていたりはするんですか?
是枝は猫好きですけど、私は飼っていません。困ったときの「にゃ」でした(笑)。
『深夜にカップラーメン2杯は普通です』
――LINE CUBEには見た目も万全で臨みたいことかと思いますが、葉山さんがしばらく前のXで「爆食期のせいで2キロ増えてた」とポストしてました。
そのあとに真逆期になりました。差が激しくて。爆食期は深夜にカップラーメン2杯とか普通なんです(笑)。3食しっかり取って、家に帰ったあと、大好きなセブン(イレブン)の蒙古タンメンを2個買って。1個はチーズを入れて、1個はラー油で激辛にして食べます。プラス、深夜で割引になった鮭おにぎりを投入します(笑)。
ヤバいでしょう(笑)。
そういうことをしちゃう期間があって、今は逆に、全然食べない期間になりました。きのうの夜も何も食べていません。夕方にお魚定食を食べて、朝はヨーグルトと納豆だけ。それで「もういいや」と。ライブ前はそうなります。
――そんなに食べるとは信じられないくらい、スタイルいいですもんね。
でも、短期間でいきなり2キロ増えて、ファンの人に「太ったんだよ~」と言ったら、「見ればわかる」と言われました(笑)。それで本当にヤバいと思って、痩せることにしたんです。胃を小さくするために、まず何日かほぼ食べないで慣れさせました。
ファンの人が一番体型管理に気づくよね。私も「あのときはアンパンマンだったね」とか言われます(笑)。
『半年に3日はダイエットが続きます(笑)』
――他の皆さんも食生活には気をつけているんですか?
ハイ!
気をつけてない人が「ハイ」と言うな(笑)!
でも、半年に3日くらいはダイエットが続くときがあります。
――半年に3日しか続かないんですか(笑)。
いちおう年中無休でダイエット中ですけど(笑)。
あすかに朝は何を食べたか聞いたら、「プ3シューク」と言ってました。
プリン3個とシュークリーム(笑)。
たぶん食べたことを隠したいんです。シュークリームと言いたくなくて、小さい声で「シューク」と。
ダイエットをしていると宣言しているので、怒られちゃうから。でも、空き時間にこそっとパンケーキを食べに行ったりしてます(笑)。
ねぎしからのパンケーキとか行ってるもんね。
最近、おやつに松屋とか行っちゃうんです(笑)。松屋の1杯のサイズ感だと、1食のごはんと思えなくないですか? だから、おやつにおろし牛めしを食べます(笑)。
――LINE CUBEにパンパンで現れないでくださいね(笑)。
マイナス5キロは痩せます。ダイエット方法求む、ということで、よろしくお願いします(笑)。
みんなでLINE CUBEまでに痩せましょう!
今までで一番お客さんが入りますからね。ここで私たちの新たな目標もできるかもしれません。
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アーティスト情報
プロフィール
MyDearDarlin’
2020年1月に神田明神ホールにてデビュー!! 咲真ゆか、東條ゆりあ、是枝優美、水城梓、葉山かえで、夢実あすかの6人組"令和新時代の王道アイドル"グループ。王道可愛い、カッコいい、エモいなど、さまざまなジャンルの楽曲群と6人の織りなす圧倒的なパフォーマンスで魅了を続けている。
1/21にはグループ最大規模の6thワンマンLIVE『Music Fighter!!』をLINE CUBE SHIBUYAにて開催。まだまだ成長を続け、グループに磨きをかける同グループの今後の展開に期待。
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最初はアイドルというより、小学生の頃に同じ年代の子たちがテレビに楽しそうに出ているのを観たのが始まりでした。『天才てれびくん』のてれび戦士になりたかったんです。それからモーニング娘。さんや松浦亜弥さんにハマって、グッズをいっぱい集めていました。